被災地調査報告「地盤汚染の懸念」

2011年4月21日

4月17日から19日にかけて,仙台市新港地区・荒巻地区→石巻・港地区→女川→南三陸→気仙沼→陸前高田→大船渡と移動する機会を得ました.震災一ヶ月を経ての調査でした.速報として見解を以下に示します.

1.がれきは想像を絶する量であり,その整理と撤去に地域ごとに大きな差がありました.

2.海浜部のコンビナートは壊滅しており,これらコンビナートから有害重金属,有機溶剤などを含んだ化学物質が津波によって,背後地に広く拡散されていることが懸念され,人びとの生活空間や地盤への広域汚染が心配されます.および,同様に,備蓄タンクやガソリンスタンドからの油類などの拡散と地盤汚染が懸念されます.

3.上記の汚染物質が被災地のがれきも汚染していると考えられるため,大量のがれきの処分をますます難しくしていると考えられます.

4.被災地海浜部の地盤沈下により,満潮時の道路の冠水が見られました.また,降雨時にも排水機能の喪失により,道路等の雨水停留が見られます.これらは,また上記の汚染の拡散につながると懸念されます.

以上です.

都市安全研究センター 飯塚 敦(地盤環境リスク評価研究分野)

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