女川町 「引き波が建物を破壊」

2011年3月27日

NHKニュース(2011年3月27日19時~)で、女川町で引き波が鉄筋コンクリート造の建物を破壊したとの調査結果が報道されました。

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東北の太平洋沿岸を襲った大津波で、宮城県女川町では、およそ18メートルの高さまで斜面を駆けかけ上がった津波が、「引き波」として急激に速度を増しながら一気に流れ下り、鉄筋コンクリートの建物を次々と破壊していたことが、専門家の調査から明らかになりました。

独立行政法人「港湾空港技術研究所」の研究グループは、津波で壊滅的な被害を受けた宮城県女川町を 調査しました。その結果、女川町では、高台にある町立病院まで津波が押し寄せた痕跡があり、計測の結果、津波は斜面を高さおよそ18メートルまで駆け上 がっていたことが分かりました。この高台の下では、鉄筋コンクリートの建物3棟が津波で倒壊しましたが、いずれもほぼ海側を向いて倒れたり傾いたりしてい たことも確認されました。研究グループは、これらの建物は海から押し寄せてきた津波は耐えたものの、その後、斜面を駆け上がった津波が引き波として急激に 速度を増しながら一気に流れ下ってきたことで、押し倒されるなどしたとみています。このとき、建物にかかった圧力は3000トン以上だったと分析してお り、港湾空港技術研究所の有川太郎主任研究官は「女川町は海のそばまで山やがけが迫っているため、津波が斜面を駆け上がりやすく、強烈な引き波が発生した と考えられる。鉄筋コンクリートの建物は一般的に津波に強いとされ、避難場所とされてきたが、今回の被害を受けて建物の強度などを考え直す必要がある」と 話しています。—————————————————————————-

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110327/t10014932101000.html

上記は,NHKのホームページでの同じ内容の記事です。放送では「避難施設(津波避難ビル)のあり方を見直す必要がある」と指摘していましたが、局地の地形による影響、倒壊したビルの元々の強度をチェックした上で、計画論にもっていく必要があると感じました。

都市安全研究センター 安全都市づくり研究室 北後明彦

 

 

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