放射性物質拡散図などに関する注意

2011年3月20日

このたびの東日本太平洋沖地震にともなう原子力発電所の重大な事故に関連して,特に海外の「研究者」が研究用の計算方法を用いて放射線物質拡散図などを公開しています.

研究用計算手法は最先端のものであり,その研究者もその分野では著名な方であることもあります.

しかし,今回の原子力発電所の事故に関する放射性物質拡散については,きわめて地域的な気象条件や,なによりも放射性物質放出量の時々刻々の変化が必要であります.

現状では,気象庁のアメダス観測点も正常に機能していない点が多数ありますし,放射性物質放出量の時々刻々の変化は入手することができません.

したがって,特に海外の研究者が公開している放射性物質拡散図はそれらの条件を「推定」して行っているに違いなく,その結果については「そのような可能性もある」程度のものであると断言できます.

市民の皆様におかれましては,これらの図を見る際には使われている計算条件などに十分に注意してください.また,使われている計算条件についての記載のないものは,科学的には認められないものであることもご承知おきください.

都市安全研究センター・リスクコミュニケーション大研究分野・安全コミュニケーション研究分野 教授 大石哲

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